ガンプラ製作記〜HGUC ガンダムEz8(ジオラマ仕様)〜
こんにちは。Ziosです。
まだ雪が降りません。一回くらい降っても良いんじゃないかと思いますが、自転車に乗れるので良しとしています笑
さて、今回はガンプラ製作記。最終回の本記事では、ジオラマ部分についてお話しさせていただきます。
今回はキットの製作だけでなく、ウェザリングの雰囲気をさらに生かすためのジオラマも製作しました。
ただ完成品を置くよりも、こういったものの上に置いた方がよりリアルに見えますよね?
今回のジオラマ、実はだいぶ簡単に作れるんです。何度か製作途中の写真を上げたことがありますが、使ったのは「紙粘土」と「升」。この2つは100均で購入しました。そして「ウェザリングペースト」というタミヤ製の塗料やニスを使用し、完成。簡単です。そして塗料以外は安上がり。なんと魅力的…
ではここからはその作り方について。
まずは升。こちらは台座として使用します。確かダイソーで一番大きい升がHGUCの展示にちょうどよかった気がします。ちなみに升の本来の使用法ではありませんのでご了承を。升はお酒を飲んだり、節分に豆を入れるものです。
ただ升を使うのも格好がつかないので、ニスを塗ります。ここで使用したのはハケとニス(ダークオークカラー)。こちらはSeriaで購入。
色を塗った状態がこちら。
なんということでしょう。もはや100均の升とは思えない仕上がりです。お好みで光沢のニスもどうぞ。
もし升のように厚みがあるのは好きではないとするなら、コルクを下地にするのもおススメです。ただ表面にニスやらでコーティングしておかないと、湿気を吸って反ってくるので、その辺りのケアは必要になります。
次に、紙粘土を盛っていきます。テキトーさが大事です。
紙粘土が乾いたら、その上にウェザリングペーストを塗っていきます。
塗った状態がこちら。今回はウェザリングペーストの「マッドブラウン」「ウェットクリアー」の2種を併用しました。ウェットクリアーは、塗料に混ぜると湿った質感を維持するというもの。これをベースに、上にマッドブラウン単体で細かく塗っていくことで、乾いた部分と湿った部分を表現しました。
そして完成。ただ湿った感じのものを塗るよりも、よりリアルさが際立ったのではないかと思います。
このように今回のジオラマは簡単な手法を用いたものです。是非紙粘土などを100均で揃えてチャレンジしてみてください。
いかがでしたか。今回で3週続けた企画はお終いとなりますが、今後もこういった形はとってみたいと思います。
次回作はMGのバンシィ・ノルンをサイコフレームの塗装で仕上げたいと思っています。多分レビューになるかな…?
それでは。
ガンプラ製作記〜HGUC ガンダムEz8 (ジオラマ仕様) ②〜
こんにちは。Ziosです。
急激に冷え込んできましたね。そろそろ雪が降ってもおかしくないような気がしますが…
例年と比べて初雪が遅れているようで。スキーできるかな…?
さて、今回は先週に引き続き、この前作ったジオラマについてです。
今回の記事では、本体に施した加工などについて喋っていきます。
まず加工ですが、主に「プラ板」を使用したディテールアップを行いました。
胸部などに白いものが貼りついているのが見えると思いますが、これがプラ板です。
今回使ったプラ板はタミヤ製の0.3ミリ厚のもの。何種類か厚みがある中で、今回は「ちょっとしたディテールアップ」がメインのため、一番薄いものにしました。
塗装前は青地に白のプラ板なので、「違和感なく馴染むかなぁ」と少し不安だったのですが、ちゃんと馴染んでくれて一安心。はじめてのプラ板仕様だったので緊張しましたね。
足先に貼っているのですが、わかりますか…?
次に「ウェザリング」。これは今まで何度もやってきているものの集積になるので、いつも以上に気合を入れて汚しました。
はんだごてを使いフチを荒らしたあと、プラスチックが毛羽立った分をヤスリでならし、特に大きめな傷を作った部分にはガンダムマーカー(銀)を使用。その他の部分についても、ウェザリングマスターを使用し、汚しを行いました。
全身に細かな傷を作りながら、バランスを見て大きめの傷を入れるのはなかなか大変な作業でした。もう終わらないんじゃないかとさえ感じました…
それでも、今回のジオラマが(自分にとって)満足のいく出来になったのは、やはりこの工程の手を抜かなかったことが大きいと思います。
やっていること自体は簡単ですが、バランス良くするにはそれなりの慣れが必要です。ぜひ一度やってみてください。
最後に「彩色塗装」です。
上の写真は、以前作ったEz8との比較です。今回はカラーリングを大幅に変更し、グレーを基調としたカラーリングとしました。初めて「調色」を行いました。今まで瓶生で楽してきました…
全体のグレーはMr.カラー「つや消しホワイト」と「ジャーマングレー」を約1:5で調合。ちょっと薄めのジャーマングレーが欲しかったので、ちょうど良い色ができたと思います。
その他の部分は瓶生ですが、あまり全塗装は得意ではないので、気を張りながらの作業でした。
本日はここまで。
次回は最終回として、ジオラマに関することを、写真を交えながらお伝えしていきます。
それでは。
ガンプラ製作記〜HGUC ガンダムEz8(ジオラマ仕様)①〜
こんにちは。Ziosです。
雪虫も少なくなってきた気がします。もうそろそろ雪かな…?
さて、今回は「ガンプラ製作記」。ガンプラレビュー、と似たようなものです。
レビューとすると「作ったものの紹介・おススメ」の色が強くなるため、今回は「作った過程や作品自体の紹介」ということで「製作記」と題しました。
今回ご紹介するのはこちらです。
こちらは「HGUC ガンダムEz8」をベースとしたジオラマとなります。
各部の延長や可動域などの改造は行なっておりませんが、本体にはプラ板を使用してのディテールアップ、カラーリング変更(彩色塗装)、はんだごてやヤスリなどを用いたウェザリングを施しました。
正直、めちゃくちゃ疲れましたね…
今回から数回にわたっては、この作品に関してお喋りしていこうと思います。
さて、そもそもなんでこれを作ろうとしたかという話から始めようかなぁと思います。
私が汚し塗装(ウェザリング)を始めたのは、実はHGUCのガンダムEz8からなんです。好きなMSのひとつでしたし、「08小隊」の劇中では結構派手に戦ってるなぁ、という印象があったので、じゃあ汚してみよう、と。腕もいでましたし。
キットをパチ組みしてから、3日くらいでやすりがけとガンダムマーカー(銀)やリアルタッチマーカーによる汚しを行い、完成させたものを見ると、プラスチックぽい質感が消え、さも戦いをくぐり抜けてきたかのような雰囲気が。
ここで汚しの魅力に取り憑かれました。
それから、REのイフ改やHGUCザクなど、さまざまなキットで汚しを行ってきました。途中からは何を思ったのかはんだごても購入し、さらに汚し熱が加速。最初の頃は「いかに派手に汚すか」という点にのみこだわっていましたが、最近は「リアルさ」も加味し、細かな傷と大きな傷を混在させながらバランスを取るなど、技術の向上も少しずつ見られます。
そういった中でふと抱いた思いが、「今まで培ってきたものをフルに活用したものは作れないのか?」ということ。ヤスリでの汚し、はんだごてでの汚し、ジオラマベースの作成。さらに汚しに直結するものではありませんが、塗装などの製作技術も少しずつ高めてきました。これらの技術を全て集約させた作品を作りたいと思ったのです。
そして、それの土台として選んだのが「ガンダムEz8」。一番はじめに汚しをしたキットで行うことで、これまでの成長を確認しやすい状態にするということと、あとは好きな機体ということですね。これが一番の理由です。
さて、今週はここまで。
次回は実際にどんなことをしたのか、完成品の写真をあげながらお話をさせていただきたいと思います。
それでは。