満足な豚よりも 〜その2〜
こんにちは。Ziosです。
今シーズンはスキーに行けそうにないです。2シーズンも板を履かなかったら、もう滑れるのかどうかが怪しいところですが…
さて、今回も引き続き勉強についてのお話をさせていただきます。
長々と書いてしまいますが、ご了承ください。無駄な話はしません。
前回は「受験生になるとどんなことがあるか」とか、「どんな心持ちで挑めばいいのか」などを語らせていただきました。ざっと要約するとまさに「量より質」ということを1400字以上かけてゆっくり話してたわけですが。
今回は、「どのように効率化を図るか」です。
時間には限りがあります。効率よく使わなければ趣味の時間も寝る時間も、ポプテピピック見る時間もなくなってしまいます。あれ…?
今「長々机に向かわなきゃ行けないのが受験生じゃないの?」と思った人。
半分正解で半分不正解、です。
確かに受験生の勉強量は多いです。少なくとも高1、高2の頃よりは必然的に増えるでしょう。
しかし、高3になってから急に勉強量を増やした、と仮定して、果たしてそれはちゃんと成果が出るやり方なのでしょうか?
正直現実味がなさすぎます。
1年、2年でもちゃんと長い間机に向かい続け、コツコツと取り組み、その上で成果が出始めている人であれば、机に向かう時間が1時間増えたところでさほど苦ではないでしょうが、少なくとも私のように家の机に連続で2時間以上向かったことがない人は、急に勉強量を増やしたところで三日坊主となるのがオチです。
では、私はどうしていたか。
それは、「最低限のことをきっちりこなす」ことを心がけていました。
「宿題」がいい例です。必ずやらなければならないものの1つ。でも、どうせやるならこの宿題を利用して、自分のわからない点、わかっている点を洗い出したほうがおトクです。
また、「模試」も活用しましょう。
間違っている問題や、合っていたが不安な問題だけでいいです。解説を読んで、どういう風に考えれば解けるかをしっかり理解します。
それでもわからなければ先生に質問に行きましょう。頭の良さそうな友達でもいいかもしれません。
ここまで話を進めてきましたが、何一つ「机に向かい続ける勉強法」を語っていないのに気づきましたか?
つまり、何時間もやることは必ずしも正しいわけではないのです。
以前語ったかと思いますが、時間は「かかる」ものであって「かける」ものではありません。
もちろん先に挙げた勉強の他にも、国語の古文単語や英語の単語・熟語の暗記など、やらなければならないことは多々あります。
それらを覚える際に「今日は50個覚えよう」と思う人はいるでしょう。しかし、「今日は30分取り組もう」と言ったところで、果たしてそれはどうなのか。
50個覚えることに30分かかるのは仕方ないとして、初めから30分やることを目標にするのはいささか的外れなのではないでしょうか。
もちろん全ての場合に当てはまるわけではないのはわかります。限られた一日の時間を有効活用するために予定を立てる際に、この科目は何時間、この科目は何時間と決めるのはいいと思います。また、学習を振り返る時に「今日は何時間できたな」と自分の努力を讃えるために時間を使うのもありでしょう。
ただし前回も述べたように、時間は人と比べるための尺度ではありません。
また、先にも述べましたが、時間は「かかる」ものであって「かける」ものではありません。初めから時間を主眼に置くというのは、勉強の場合はあまりオススメできないものであると私は考えます。
筋トレを例にして考えてみましょう。
筋トレ初心者の人が、腕立て伏せを100回したとします。その人にとっては100回はかなりのハードトレーニングでした。
その人が筋トレ仲間に話しかけます。「昨日何回した?」
その仲間は「俺は10回かな」と答えました。初心者の人は「俺より少ないな。そんなんで大丈夫なのだろうか」と考えるかもしれませんね。
ですが実際のところ、仲間の人はベンチプレスを10回したのでした。これでは比べることはできません。
わかりにくかったかもしれませんが、要はこういうことです。
「人それぞれによって行う勉強は違うのだから、かかる時間もそれに応じて変わる。よって安易に時間だけで他人と比較し、一喜一憂するのはいけない」。
腕立て伏せとベンチプレスの負荷が違うように、単語練習と長文読解演習では鍛えられる分野が違います。中身が違うのにそれをどれだけ続けたかを測っても無意味です。
自分に自信が持てるように時間を計ることにとどめ、他人と比べるのはテストの点数くらいにしておきましょう。
さて、だいぶ長くなってしまいました…
次回はガンプラの話でもしようかな。
Ziosでした。